子どもたちのエピソード(5月)

 新しい園生活にも慣れ、「今日は〇〇して遊ぼう!」と張り切って登園する子どもが増えてきました。5歳児の子どもたちは、身近な材料を使ってなりきりグッズを作り楽しんでいます。一人が面白い魅力的なものを作ると、自分も同じものを作りたいと真似をはじめている姿はとても微笑ましい光景です。

3歳児はジュース屋さんごっこが始まりました。イメージするジュースの製作はもちろん、言葉での掛け合いが遊びを盛り上げその場その場で様々な会話が生まれ遊びが続いています。遊びの中で交わされる言葉はごっこ遊びの重要な役割を担っていて、コミュニケーション力の芽生えに繋がり始めます。

現在は、5歳児は海賊船とパトカーや警察官。4歳児も海賊船が2隻。自分たちの手作り変身アイテムはかなりの力作です。そして、身に付けて遊び込んでいるうちにより愛着がわき、あちらこちらほつれてきますが子ども達は自分たちなりに修理を重ね使い込み成りきっています。

『これを作りたい!』と心が動き、そんな思いが芽生えると実現に向けて目を輝かせ試行錯誤作り始めます。そんな姿を私達保育者は、挑戦し粘り強く向かう力が芽生え、学びに向かう力の育ちと捉えていきます。これから園児一人一人が、夢中になる遊びを見つけて友達と楽しさを共有し、育ちの芽がたくさん膨らんでくれる場面に出会えることがとても楽しみです。

令和6年5月 園長

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