子どもたちのエピソード(11月)

 心地よい秋空の広がる11月。園庭で5歳児によるクラス対抗リレーを行っていました。全園児が保育室やテラスから大きな声援を送り、その声援を受け懸命に駆け抜ける5歳児達の表情が逞しく誇らしく見えました。

園では異年齢の友達と自然とかかわり、その中で互いの遊びが豊かになっている場面があります。0歳児クラスの前を通る時は、必ず様子を見ていく3.4.5歳児。それに応えるように廊下まで懸命に向かい手を出しタッチを求める0歳児の姿はとても微笑ましいものです。

先日行われた3.4.5歳児の生活発表会に向けての練習では、違うクラスの子達はお客さんになりました。3歳児のステージを観た4歳児が、「上手にできたね」と声を掛けたり、5歳児のステージを観た3歳児がその迫力に驚き「すごいね」と目を輝かせていたり。何度か同じステージを観ているのか、次の展開を覚えこっそり話してくれたりと可愛い表情を見せてくれ年上の友達には憧れを、年下の友達には思いやりの心の育ちを垣間見ることができました。

園では家庭とは違った環境の中で様々な人とかかわり、同年齢または異年齢の友達からの刺激を受け、いろいろな体験を重ねていきながら社会で過ごすために必要な力を学んでいきます。これからも学年としての横の繋がりはもちろん、園全体としての縦の繋がりも大切に過ごしていきたいと思います。

令和5年11月  園長

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