子どもたちのエピソード(7月)

 7月5日、今年度初の試みで常葉大学と幼稚園の共催で『たちとこなつまつり』がありました。子ども達の期待度が高く、お祭りの前から盆踊りが大盛り上がり。それと共に『お店屋さんごっこ』や『お祭りごっこ』が大流行し、あちらこちらから「〇〇屋さんがはじまります~」と、元気な声が響いていました。

 お店屋さんやお祭りごっこの土台となるのはイメージする力です。自分達の経験や知り得た範囲の中で実現したいという思いが最大限に発揮され発展していきます。

 お店屋さんごっこなどの遊びを行う中で、どんなものがあると良いか?多くのお客さんに来てもらうには幾つぐらい用意したらよいのか?どうしたら沢山のお客さんが来てくれるのか?準備の段階から友達と相談し考え試行錯誤を重ね盛り上がっていきました。

 お店屋さんごっこやお祭りごっこは、お客さんが来てくれるからこそ成り立ちます。自分たちの表現する世界を相手に伝えながらやり取りすることが楽しく、小さいお友だちがお客さんとして来てくれた時は、相手に伝わるよう懸命に接客している姿が微笑ましかったです。

 お店屋さんごっこの他にお化け屋敷を楽しませてくれたクラスもありました。自分たちがお化けに成りきり声色や表情を工夫し表現していました。友だちと心を通わせながら目的に向かって協力し、やり遂げた喜びを味わえたことは満足感で満ち溢れ大きな自信につながったように思います。

 遊びを通して芽生えた力が、2学期以降にどんな芽吹きを見せ展開していくか。これから実り多き秋になっていく事がとても楽しみです。

令和6年7月   園長

目次