エントランスの生き物コーナーに『メダカ』が仲間入りしました。
子ども達はそ~っとのぞきながら、何匹泳いでいるか必死に数を数える姿が微笑ましく感じます。メダカは、「目がいい!一緒に泳いでいてもぶつからない!」と、メダカの秘密も知りました。新入りのメダカのおかげかコーナーで足を止める子どもが増え、他の生き物たちにも目を向け、カメの表情やカタツムリの餌の食べ方など目を輝かせて自分なりの発見を楽しみ沢山話してくれるようになりました。
春、子ども達が園で出会う生き物の1つに『ダンゴムシ』がいます。園庭のあちらこちらでダンゴムシを見つける姿が見られます。優しく捕まえては、つぶさないように手のひらにのせ、また、丸くなった姿を見て不思議そうな表情を見掛けます。
飼育ケースを片手に持ち始めると、どこに隠れているかダンゴムシ探しが始まります。始めはたくさん見つけることに必死なのですが、飼いたいということになると飼育ケースの中はどんな風にしたらいいのか考え、土や葉っぱを入れ過ごしやすい環境を子どもたちなりに考え相談する姿も見られるようになります。
子ども達にとって、生き物は生きる教材です。命の大切さについても学ぶことができますし、もし命を落としてしまっても何が足りなかったのか、年齢に応じ考えたり図鑑などで調べたりしながら好奇心の芽を大切に育てていきたいと思います。飼育をとおして、知る様々な発見や不思議さに今後も出会い、知的好奇心を刺激しながら育つ力を見守っていきたいと思います。
令和7年6月 園長

